濁河温泉から望む御岳山は深い谷が多く
大変険しく見えます
距離は少ないですが勾配が急なために
飛騨頂上まできつい登りが続きます












濁河温泉からのルートは森林帯が続くルートで
森林限界に抜けるまでは展望は開けません
途中の湯の花峠でやっと山が見えます
峠と言ってもまだまだ登りは続きます
右側の谷が湯之谷です
濁河温泉から70分ほどで到着です
冬ルートは夏道よりも北の谷を直登して
途中南の尾根に抜けた方が楽です







継子岳の稜線が見え始めると森林限界はもうすぐそこです



森林限界を抜けると眼下に濁河温泉、右手には摩利支天が見えます
4月も半ばだと言うのにアイスバーンのガチガチでアイゼンなしでは怖いです
当然シールでは歯が立たず、スキーを脱いでアイゼンで登ります
夏ルートは南に巻きながら登るのですが、そちらの方は滑落すると軽く1キロある
湯之谷の底に向いていて危険です
森林限界からはまっすぐ直登した方が安全です

稜線に出ると真下は四の池のカールです
左手には継子岳
最高の景色が広がります
対象物のない真っ白な世界なので
大きさがわかりません









飛騨頂上のお宮も雪と氷に閉ざされています
雷鳥が出迎えてくれました
この後天候が急変して猛吹雪になり非難小屋にはいる羽目になるとは、、、、

五の池小屋の二階は冬季非難小屋になっており
高さはないですが10畳ほどの広さです
それにしても窓が無い為に昼でも真っ暗
戸の外は猛吹雪なので開ける事は出来ません
やる事も無くシュラフに入ってラジオを聞いて、
夜まで過ごし、夜は夜で寒くて寝れませんでした
写真は五の池小屋番の市川君です









翌日は風は強いものの視界は良好
無事森林限界まで下りる事が出来ました
相変わらずアイスバーンのため途中から
アイゼンからスキーに履き替えて滑りました









下る頃には天候も回復していい天気です
今回のルートでは登り、下りともスキーで通す予定でしたが
稜線付近は思った以上に硬くアイゼンになりました
森林帯も登りは急なためにシールでは少し辛いとこもあり、
下りは狭い樹間にテレマークよりも、ボーゲンスキーヤーに
変身するなど、スキーには向いていないようです
ですが景色は御嶽山でも一番ではないでしょうか
とくに四の池近辺の広大なカールは飲み込まれそうです